2009年2月2日月曜日

原南陽(1753-1820)

 水戸藩主徳川治保が病に伏せ、脳裏に走馬灯が巡っていたとき、劇薬走馬湯を処方して救命したのをきっかけに侍医となった。走馬湯は杏仁と巴豆を処方したものだが、それを南陽は銭九文で買ったので、九文の元手で五百石に成ったことが言いはやされたそうだ。著書『叢桂亭医事小言』の中で戦陣で良く使われる処方4種類を甲、乙、丙、丁と名づけている。甲字湯は打撲したときに、乙字湯は夜営などで体を冷やしたための循環障害で起こる痔を治す処方として、丙字湯は神経症に、丁字湯は暴飲暴食の胃薬として使用したとのことです。

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